江口:
楽しい収録でした。(BL作品で)白井くんとガッツリと絡むのは初めてだったので、最初どんな感じになるのかなと思ったんですけど、もう終始和やかに収録させて頂きました。ね?
白井:
うん、そうだな! とっても和やかな収録でした(笑)
江口:
そんなリラックスしている空気感みたいなものが作品に反映されていたらいいな、なんて思いますね。
そんな中、私が演じさせて頂いた郁美くんは非常に明るいキャラクターで、学校の友達とも仲良くやってるみたいだし、すごく人付き合いがうまい感じがしたので、そういった人に好かれるというか、元々彼が持っている人懐っこさだったり、ある意味人たらし的な雰囲気を、どこまでうまく演じきることができるかなと、模索しながら演じさせて頂きました。
江口:
(遮って)だから江口坊主ってあだ名、浸透してないからさー! 記事にしてもさ! 流行らせようとするなよ(笑)
白井:
そう?(笑) 江口くんと一緒にBLでメインを演じるのは初めてで、「あっ。そういえば、なかったんだ?」って感じで、ちょっと意外な思いもありつつ。一緒に演じるのが楽しそうだなって思いながら今日収録に臨ませて頂いて、実際の収録でもやっぱり気さくだし、すごく話し掛けてくれるんで。
江口:
いつもは話し掛けてくれないみたいじゃないですか(笑)
白井:
いやいや、違う違う。いつもいつも!(笑) いつも話し掛けてくれるので、すごく和やかに収録が進みましたし、何より楽しかったですね。
春潔くんと同じで、僕も人見知りで、普段口数も少ないタイプなので…
白井:
そう。普段というか、プライベートのときなんかはね。なのですごく気持ちは分かりますね。春潔くんの口下手なところとか、自分がすごくかっこいいとか、かわいいとかって思った相手に対して無口になってしまったりっていうところは、ある種自分と近いものがあるなと思いましたね。
実際に演じる上では、最初のシーンの匙加減が難しかったですね。最初、(郁美に対して)怒ってるのかって勘違いされているので、あえてちょっと強めにきつく演じたりしました。でもだからこそ、それが後々のデレに生きてきたなと思います。
春潔くんという一人のキャラクターを通して、色々な面を演じさせて頂けたので、すごく充実した楽しい収録でした。
チャラふわで社交的な郁美、シャイで人見知りが激しい春潔、趣味はゲームでゆるーい大人の秋彦、ご自身はどのタイプですか?
江口:
今でこそ郁美みたいに立ち振る舞えますけど、元々は本当に春潔タイプだったんで。
江口:
高校を卒業してから上京してきたんですけど、それまでは人の目を見て話すことができないタイプの人間だったので。授業中もずっと寝てたし、休み時間も寝たフリしてたし。
江口:
や、そういうことじゃなくて(笑) 色々ダルイ時期ってあるじゃん。何か息するのもダルイみたいな。そういう拗れてた時期があったので。
江口:
人と関わるのもダルイみたいな。周りで皆がわいわいしてるけど、別に一緒になってわいわいするの面倒くさいしみたいなタイプの人間だったので。
江口:
人見知りもありましたね。初めて絡む人とはやっぱどう関わったらいいか分からなかったですし、逆に関わらなきゃいけないときは頑張って関わろうとしすぎてそれがすごいストレスになったりして。そういう意味では、まあ人見知りだったのかなって感じですね。
今は全然誰とでも仲良くできますけども。
白井:
そうだよね~。社交的なって意味でも、チャラいってところもね(笑)
江口:
そうそう。風でお届けしておりますから(笑)
白井:
一番近いのは春潔ですね。次に近いのは秋彦かなって思いますね。春潔が6、秋彦が4くらいの割合ですかね。ゆる~いです。
白井:
ゆるいというか、あまり周りに興味がないので。
江口:
あはははは(笑) あー、なるほどね。独特な空気が流れていて、我関せずみたいな?
白井:
えぇ、我関せず。「ふーん、あぁ。へえ、そうなんだ。いいんじゃない?」みたいな、そんな感じですかね。
春潔はピアスで人避けをするくらい人付き合いが苦手ですが、人付き合いのコツ・人と接するときに普段から気を付けていることなどがありましたらお教えください。
江口:
え!?(笑) そうっすね…アルコールですね!
江口:
やっぱり僕、お酒がなかったら人と仲良くできなかったなって思うんですよね。
江口:
何かある意味、お酒が入ると一瞬無礼講になるじゃないですか。その状態で色々な人と話せることによって会話の仕方を学び、その学んだものを日常生活に応用していくって感じですね。距離感みたいなものとか接し方とか。
江口:
そう。素面でも人と喋れるようになるっていうか。僕、結局、人付き合いって甘えることだと思うんですよね。
江口:
甘えることができて初めて自分の殻をちょっとは解放してるってわけじゃないですけど、人に頼ることができるってことは、逆に頼られることにも繋がるんじゃないかなってことでもあるので。
こっちから甘えるのは信頼に繋がってると思うから。まあ分かりやすく信頼してますよっていうことを何となく伝えられるような感じになるのかなって思いますね。
白井:
なるほどね~。ちょっと甘えてみたらいいってことね?
白井:
僕は人付き合いがすごく苦手なので、本当に自分からまず誰かに「遊びに行こう」とか、「食べに行こう」とか誘うことは最近はほぼないですね。だから、人から誘われて気が向いたら行くくらいですね。
白井:
いやいやいや(笑) 言うて、そんなに誘ったことないじゃん。
江口:
あははははははは(笑) 「今日はサッカー観るから」みたいな感じで断るからね(笑)
白井:
いやいや、仕事とは別よ。ちゃんとそこは切り替えてるから。
江口:
あはははは(笑) それくらい大切ってことね(笑)
白井:
僕、お酒も苦手…というか弱いんですよね。本当にもうほろ酔いでベロベロにガチ酔いしちゃうんで。
江口:
ほろ酔いでガチ酔い(笑) いいじゃん。コスパよくて。
白井:
でも酔って気持ちいいかって言われたら、気持ち悪くなっちゃうから。
白井:
そう、そうなの。だから、ちょっとお酒でのコミュニケーションもなかなか取れないので。何ですかね、やっぱり自分と共通する趣味とかがあったら盛り上がれると思うので、自分の好きなものとか、そういうものが他の人に伝わるように自分から発信していくことが大事なのかなってちょっと思いますね。アピールするってわけじゃないですけど。
買い物シーンがありましたが、洋服などを買うときのポイント・最近のエピソードなどがありましたらお教えください。
江口:
いやいや(笑) それでいうと、値段は見ないで、完全に見た目ですね。
江口:
見ないで持っていって驚愕したりとか。いや、マジでレジでぎょっとします(笑)
でも結局、それって自分の見る目がどうかなんですよね。見たときに、「あぁ、これ大体この値段だな」って思って、それが大体合っていればそれでいいんですよね。要は値段を見ないでも物の価値をどうやって自分が判断していて、これにだったらこの値段を払えるだろうなって思って買って、それが合ってた場合は、自分の感覚が合ってたなって思うんですけど。それが間違ってた場合、例えば「これだけ高いだろうな」と思ってレジに持っていって安かったりしたら、「すげーいいもんだな」って思うし、逆に「これは安いやろ」と思って持っていって高かった場合、「うわ。俺見る目ねーな」みたいな、そういう指針になるし。
ある意味、値段に左右されたくないみたいな。高いからいいものではなく、自分がいいと思ったものがいいものって思いたいので、そういった意味では買い物のときは、見たときの感情を大切にしますね。
白井:
へ~、でも何かいいね。買い物自体をすごく楽しんでる感じがする。
白井:
えぇ。もうピッコ〇さんですよ、私(笑) でも最近は、あまり店舗に足を運ぶことは少ないですね。ネットでポチっと、検索もすぐできるじゃないですか。
白井:
このジャンルで緑って検索すると、緑の服しか出てこなくなるから。
白井:
二日にいっぺんくらいは見てるさ、そりゃー。
白井:
何か落ち着くんですよね、自分が緑と一緒にいると。僕にとっての癒しなんでしょうね、きっと。だから自然とそういうものを選んじゃうのかなーって。
白井:
でもネットなんで、いざ届いたら、「あれ!? 俺の思ってる緑と違うじゃん」とか。
江口:
あははは(笑) いやいや、同じ緑でしょ。別に濃いだろうが薄いだろうが、緑でいいやん、もうそんなの~(笑)
白井:
いやいや、「こんな薄いと思ってへんかったわ~」とか、「いや、もっと濃いのじゃん。何、あの画像ウソじゃん」みたいなこともあるんで。
白井:
単に緑がいいっていうんじゃなくて、「カーキはちょっと違って」とかあるんで。深~い緑がいいんですよ。深緑が好きとかね。
白井:
あはははは(笑) まぁ、でもそういう場合は買い取りサービスがあるんで。便利な世の中だなって思いながら、僕は日々ネットショッピングに勤しんでいます。
旅行シーンがありましたが、旅行の思い出・エピソードがありましたらお教えください。
江口:
中学生のときに修学旅行でスキーに行ったんですけど。
江口:
確か二泊三日くらいだったんですけど、もう初日に高熱を出してしまって、丸々三日間つぶれてしまったっていう思い出がありますね。
江口:
僕、茨城出身なんですけど、遠くて長野から帰る方法もないし、皆と一緒にバスで帰らなくちゃいけないってなって。部屋にずっと一人で寝てましたね。
白井:
あれ? むしろ、「スキーめんど!」って思ってたタイプ?
江口:
そう。修学旅行も別にそんなに楽しみじゃなかったっていうのもありますね。
白井:
へ~。でも行くことは行ったんだ。偉いね。行かない人もいるじゃん。
江口:
それはやっぱり敷かれたレールはちゃんとっていう、まじめな部分があるから(笑)
江口:
だから学校態度もよくて、シャツもちゃんとインしてたし、ジャージはちゃんと下までおろしてたし。授業態度はよかったですね。寝てたくらいです。
白井:
僕、小学校の頃の修学旅行で、東京と富士急に行ったんですね。で、各クラスごとに何組の旗みたいなものを皆で自主制作して、バスにつけたりするんですよ。それで、そのときのイラストを僕が担当してて。
白井:
実家が画材店っていうこともあって、昔から絵を描くのは嫌いじゃなかったんで。フクロウの絵を描いて…何でフクロウにしたかっていうのは全然覚えてないんですけど(笑) フクロウの旗をバスにつけて出発したわけなんですけど、その旗が修学旅行中に盗まれてしまって。
白井:
誰かに盗まれてしまったのか、もしくは落ちて紛失しまったのか分からないんですけど、途中でどこかにいってしまって。でも、僕は何かむしろちょっと誇らしげというか。
白井:
そう。誰かのお眼鏡にかなったんだっていう、ちょっと自信になったって出来事がありましたね。
江口:
あははははは(笑) 感覚が特殊なんだよな~。