東京漫画社レコード

ガッツリ一本分の収録ということで、ページ数で言うと70ページを超える結構な大作というボリューミーな収録をやれたことは非常に楽しかったです。今回はいつも別の現場でもご一緒している千葉君と一緒で、個人的にはこれだけしっかり絡むというのもかなり久しぶりな気がしたので、それも非常に楽しかったです。

原作を先に読ませていただいて、恋愛だけじゃなくSEとしての二人が楽しく仕事をしている様子も細かく描かれていて、そのあたりもすごく面白く読ませていただきました。それをCDに落とし込むということで、読むのは時間がかかったのですが、演じるのは本当に一瞬に感じました。二人が仲良くなっていく様子がなんだか演じていて楽しいなと思いながらやってたらあっという間に収録が終わってしまいました。最初は相手役が誰とは知らされていなくて。僕がBL作品の経験値がなかったので、相手役は仲良い近しい先輩がいいなと思っていたら、相手役が雄馬さんだと伺って、本当にありがたいし嬉しいなと思いながら今日一日終えることが出来ました。

今回は、会話の量がとても多く、割と二人とも激しく感情的にならないので、そのコミュニケーションがすごく面白いなと思いました。大きくパンパンって当たったら弾けるような表現の作品は割とあると思うんですが、そういう作品と比べるとだいぶ独特な間尺で、聴いてる方もやんわり気持ちいいテンポ感で聴けるんじゃないかなと思います。僕が演じた仁もそんなに大きく感情を表に出すほうじゃないのですが、自分の中で煮詰まって頭でグルグルしている感情が全部タイピングに出たり、自分で出しはしないけど行動や仕草などから滲み出てくる感情の出方がすごく可愛いんです。そういうところで結構キュンとするポイントもあるのではないかなと感じています。

最初にテストで演じた時に、仁役の雄馬さんがグイグイ来る感じじゃなく、仁なりの正義で攻めてくるのをすごく感じたので、僕は雄馬さんの演技を受けて今日は自然にやっていいんだと思いました。全体的な雰囲気の個性というものを感じてほしいです。あとは、悠馬自身の執着のなさというか、最初から「男か女はどっちでもいいんだけど」と言っていて、初めて同性にアプローチをかけられた瞬間にそれを言えるって面白い人だなと思いました。仕事のことを考えながら、自分の恋愛のことも考えている頭の良い人だなと。そんな悠馬が仁のどこの言葉に影響を受けているのかなどを集中して聴いていただけたら楽しいのかなと思いました。

僕は結構あるんですよ。車の免許を持っているんですけど、バイクの免許も大型まで持っているんです。

えー！？

次に欲しいのは、小型船舶免許。

すごい！

これはずっと取りたかったんですけどまだ取れていなくて、陸海で船舶免許を取りたいなと思っています。空も本当は取りたいんですけど僕あんまり目が良くないので、調べてはいないので詳しくは分からないんですけど、パイロット系は確か視力の制限があるって見たことあるので…。 とりあえず、まずは海から攻めていきたいです。いかがでしょう、ちばしょーは。

僕は自動車の運転免許を持っていないので運転免許を取りたいです。２０２２年取りたいと思ってます。

２０２２年取りたいと思っている（笑）

そう、今年取りたい。結構昔から色んな習い事をしていたんですけど、ズルズル通った上でサボって辞めるというのを繰り返してきたので、多分免許取得も時間をかけたら無理なタイプだなと思っています。持っている資格も本当に漢検２級しかないです（笑）１級の教本とかを読むだけで、受けずに辞めてしまいました。原付も本をプレゼントしてもらって読んだのですが、受けるまでに至らなかったです…。

そうなんだ（笑）

もったいないですよね、だから受けたいんです。めちゃめちゃ初歩ですけどね、運転免許取りたいって。

いやいや、良いと思う。運転免許って資格の中では第一歩感がありますから。いいと思います！

僕、学生時代めちゃめちゃ金髪で、声優になって黒に戻してちょこちょこ染めていたんですけど、結局セットせずに出掛けられる髪ということで今の黒髪に落ち着いてます。

そうなんだ。結構ずっとそう？

もうここ数年同じですね。

確かに、その感じのちばしょーよく見る気がするな。

雄馬さんいつから結構明るめの金髪キープしてるんですか？

去年の１１月くらいに一回きっかけがあって染めたんですけど、一回染めるとすぐに黒に染めるのもったいないなって思って、どうせならもうちょっと限界まで染めようかなって。それで、僕今年で三十歳になるので、二十代のうちに…

え？！

そうだよ（笑）

全然つまんないことで話止めちゃうけど…え？！

9月で三十歳になるので、二十代のうちに髪の毛は一回染めきろうかなと思ったので今はかなり染めてますね。最初に染めてから計三回ブリーチして今の色になっていて、もうここから先は色を入れながら黒に戻していこうかなと思ってます。

何色入れるんですか？

何色がいいですかね、特別それもこだわりがあるわけじゃないので、ヤンキーみたいにならなければいいかなと思いながら染めています。

今の色が一番いいんじゃないですか？何着てもオシャレに見えるじゃないですか。

本当？いい感じ？

はい！僕、こだわりというか、「カジュアルもフォーマルもいけて、何着てもオシャレになる髪型にしてください」って言って切ってもらっています。ならないんですけど。

一番難しいオーダー（笑）

流行っててオシャレな感じにしてくださいって言って（笑）

確かにね、そういう意味ではセンター分けは今流行っているからね（笑）でも楽が一番ですね。

実はそうなんですよね。朝のアフレコに体一つで行けますからね。

僕は帽子を被っちゃうので、寝ぐせついてても関係ないです（笑）帽子被っていって、とるころにはサラッとしててほしいって願いながら帽子を被ってますね。

博多でいったら、「博多通りもん」が、この業界に入って最初に一番嬉しいものだなと思いました。それまで「博多通りもん」を食べたことがなかったので、大人になってから現場で頂いて
「なんだこの美味しい食べ物は？！」って。

相当美味しかったんだね（笑）

めちゃくちゃ美味しくて、それがあるたびに頂いてました。

そうなんだ。まぁ博多でいったらやっぱり明太子とかですかね。明太子パスタを作るのが好きだから。

凄い！

パスタだと楽ちんなんですよ。麺を茹でて明太子とバターを混ぜれば明太子パスタになるから。だから明太子は最高に嬉しいですね。

振る舞ってください。

いつかね。

（笑）

いつでもおいで、作りましょう（笑）

いつでもおいで、作りましょう（笑）

え？食べに来るだけ？（笑）

本当に何もできないの次元が他の追随を許さない。茹でるくらいしかできないです。

じゃあ明太子持ってきてもらって（笑）

そうですね！何なら明太子持っていくのが一番難しいですよね（笑）

博多のやつをね。予定が決まりました（笑）

今回この作品に参加させていただきまして、僕らも音声化させていただけるということ非常に嬉しく思いながら、原作を読んで楽しみにしている方々の想像している世界観がより広がるような音声化になったらいいなと思って収録をしております。是非このドラマCDを聴きながら、原作を読んでいただき、色々な彼らの言葉などをより深く感じながら楽しんでいただける一つになったら嬉しいなと思っております。是非何度でも聴いて楽しんでください。ありがとうございました。

自分が今まで思い描いていた大人の恋愛っていうものとまた違った大人の恋愛なのかなと感じる部分が多かったです。「年下との恋愛」「年上との恋愛」って表現としてよく見る言葉だと思っていたのですが、彼らくらい歳が違ったりするといい意味でのカルチャーショックというか、こうやって人って変わっていくんだな、みたいなものを感じました。そういう部分をドラマCDを聴いてより楽しんでほしいなと思います。描き下ろしで頂いたドラマもやらせていただいて、僕的にも二人の想像がすごく膨らむなと思ったので、皆さんの中でもコミックスに描かれてない部分だったり、彼らの今後だったりを色々想像していただけたら、より楽しんでいただけるかなと思います。ありがとうございます。

磯山自身がいい感じに食えないというか、瀬戸さんと萩原君を引っ掻き回したりする部分もあって、個人的にすごく楽しくはっちゃけながら演らせていただきました。
瀬戸さんと萩原君はモノローグではすごく心が動いてるんですけど、普段はそこまでテンションが高くなくて。二人が感情を表に出さない分、磯山が引っ掻き回したりイタズラしたり楽しくやることで、より緩急や彩が出ればいいなと思いながら演じさせていただきました。

磯山で言えば、萩原君とのやり取りで思わせぶり（なところ）というか。多分、磯山本人としては楽しんで萩原君を振り回そうとしていて、若い者をからかってやろうという、イタズラっ気のある大人な感じが僕はすごく好きです。あとは瀬戸さんがサーバールームの前で岡崎さんと自分の価値観のアップデートについて話しているところ。デバッグじゃないですけど、そうやって徐々に自分の中で整理をつけて萩原君との仲を深めて…。それが、ある出来事によってすれ違いが少し起きてしまうというシーンが個人的には好きなので、音声化を楽しみに聴きたいなと思っております。

僕、実はIT系の高校出身でして。
ただ、IT系なのに全然資格を取らなかった人間なんですよ。ギリギリP検（パソコン検定試験）３級だけ取ったんですけど、当時、卒業制作でシープラス（汎用プログラミング言語）を使って、モグラたたきゲーム的なものをアンドロイドのOSで遊べるように作った経験はあります。今となってはソースコードの書き方すら覚えてないんですけどね。あと僕の高校時代からの友人が東京でゲームを作ったりしているので、原作をすごく身近に感じました。友人は検定など色々受けていたなと思いながら、自分自身の資格というより友人がたくさん取ってた資格に思いを馳せてしまいました。情報系は今から取るとなるとかなり勉強せねばならないので…。自動車の運転免許証は持っているので、大型免許をとりたいです。

全くありません。僕、５～６年、同じ方に髪を切ってもらってるのですが、その方になんとなく「前髪はこれくらいの長さにしたいです」とか「全体のボリュームを減らしてください」くらいしかオーダーしていなくて。あとはお任せしています。僕らの仕事って、生配信であったりイベントであったりと、ヘアメイクをしていただく事が多いんですけど、例えば「キャラクターのイメージにちょっと寄せていきたいな」という時以外はヘアメイクさんにお任せしてしまうことのほうが多いですね。ヘアスタイルにこだわりのある方はカッコいいなと思っています。僕の場合は休日も帽子をかぶります。髪を切って二か月くらい経つと、髪が伸びてボリュームが増えるので帽子のサイズがワンサイズ変わるんですよ。髪の毛の横が膨らみやすいので、無理やり帽子で髪の毛のボリュームを抑えてます。バケットハットとかキャップは何種類か持っているので、髪型の代わりに帽子をかぶって遊んでます。なのでこだわりは帽子です。

いわゆるその土地の食べ物がものすごく好きです。それこそ博多だったら「博多通りもん」など有名なものがいっぱいありますけど、お土産というか、博多の柔らかいおうどんが好きです。もらって嬉しいものは、やっぱりその土地ならではの食べ物、お菓子や、たまにパウチとかインスタントの麺、おつまみ系などを貰っても嬉しいです。自分があげる場合は、僕が沖縄出身なので逆に難しくて…。鉄板で言えば「ちんすこう」や「サーターアンダギー」「紅芋タルト」なのですが、今となっては皆さま食べ飽きているのではないかと思っているので。友達にあげるとするなら、都内でも買えるんですけど、ちょっとイタズラも含めて「ルートビア」というソフトドリンクをおすすめします。僕が大好きという前提なんですけど、香りが“甘い湿布”なんです。本当に医療用湿布みたいな。それを人に飲ませるのが好きです。あとアルコールがダメな方には買いづらいのですが「コーレーグース」という調味料があるんです。島唐辛子という沖縄の唐辛子を泡盛に漬け込んだもので、地元の人間は沖縄そばに入れたり、「チャンプルー」という炒め物に少しかけて食べます。すごく美味しいので、アルコールが大丈夫な方にはお渡ししたりすることはありますね。とても辛いので入れすぎには注意なんですけどね。泡盛の香りがふくよかで独特なので、ちょっとしたまろやかさも出ます。後味がピリッとするような感じなので、深みを出したい時や、味変するには割と最適な調味料なんじゃないかと思います。ただ僕は地元に帰ると車を運転するので、そのときは使わないようにしています。泡盛はアルコール成分が２５％くらいあるので（笑）

原作を読ませていただいて、瀬戸さんは自分のスタイルに関して「大型アップデートしないでくれ」という風に言ってますけど、そこに無遠慮に踏み込んでいける萩原君みたいな子がいるからこそ、二人は恋仲になって進んでいけたんだと思います。僕、今回は内田さん千葉さんと一緒に録れなかったのですが、収録時に二人の会話を少し聴かせて頂いて、その空気感からすごく素敵なものが出来上がっているなと思いました。そこに、彩を添えるじゃないですけど、磯山さんらしいイタズラ心というか“ちょっと悪い大人”というテイストを少しだけ入れて、二人の関係をより色濃く出来たらいいなと思い演じました。個人的にも磯山さんがすごく素敵な方だなと思います。コミックスの巻末あたりに磯山さんについて書いてあったのですが、あんな軽い感じで「奥さん一筋」というのが好感度の高いところでした。二人の仲にちょっと刺激を入れる意味でも、磯山さんの活躍を楽しんでいただけたらなと思います。なにより瀬戸さんと萩原君、二人の価値観が少しずつ同じ方向を向いて絡み合って恋仲になっていく様を、楽しんでいただければと思っております。よろしくお願いいたします。