佐藤:
楢崎役の佐藤です。
[fourth]の収録から、ぶっちゃけそんなに時間が経っていなかったので、スッと気持ちを持っていけました。
今回、短編というか色んな時系列のお話が盛りだくさんだったので、彼らの今まで目にしてこなかった色々な場面が見られたのがとっても楽しかったです。
あと、楢崎家本当に仲いいなって改めて思いました(笑)
江口:
寺島役の江口です。
前作から間を空けずに収録できたので、最初のチューニングさえしっかりしていれさえすればっていう感じでした(笑)
今回、色々な世代の寺島を演じられて楽しかったですね。
白井:
本当についこないだ録ったばかりのような気がしますけど、僕、最近は皆と一緒に収録できていなかったので、久々に皆さんと一緒に録ることができて良かったですし、楽しかったですね。
ただ、僕、途中からの参加だったんでね、願わくは二人の中学生時代の声を生で聴きたかったなっていうのがね、そこだけが心残りです(笑)
白井:
お兄ちゃん、しぶとく出てきてますよね(笑)
今まではちょろちょろっと喋ってっていう感じでしたけど、今回は二人にガッツリ一緒に絡んでっていう様子があったので、何かいつもより参加できたかなっていう気持ちはありましたね。
演じられていて特に印象に残ったセリフやシーンがありましたらお教えください。
佐藤:
原作の描き方ですげー好きだなって思ったのが、入学式の後のスーツ姿で合流するところの白抜きのページがすげー好きだなって思いました。
佐藤:
雰囲気がすごく良くて、でも腰かけてるところとか最低限でっていう(笑)
セリフもそれほど多いわけでもないし、相変わらずの二人なんですけど、その中でも行間を読むのがすごく楽しくって。それは掛け合いをしてる間もそうで、0.0何秒で色々なことを考えてるんだけど、実際に言葉に出てくるのは「どうした?」とか、何気ない言葉だったりするので。
この作品を演じさせてもらっていると、行間の中の色んな裏を読むのが楽しくって、今回の「インディゴブルー」でそれがより深まったなと思っていますね。
あと音声になればいいのにと思っているのが、美里さんの話(笑) めちゃめちゃ勿体ねーって思っています(笑)
佐藤:
特典でも良いからやってくれないかなって思ってます(笑)
江口:
僕もテンポというか間みたいなものを意識して演じた部分はありますけど、今回、食い気味にっていう演出があって、さとたくさんが絶妙な食い気味具合で、その後の笑いの演技と食い気味加減がめちゃくちゃリアルだなって思えたので、あれは本当にさとたくさんに引き出して頂いたなっていう感じで、すごく楽しかったですね(笑)
白井:
僕は、ムッキーランドのあんな夢のような国にいても、楢崎家のテンションは一定を保ってるんだなーっていう(笑) でもその中でも楽しんでるんですけどね。でしょうけどね(笑)
白井:
ちゃっかりマイ耳まで持ってきていて、「あっ、そういう感じ? そういうの好きなんだ?」みたいな(笑)
でも子供たちもいるわけですから、遊園地に行ったらそうなるかーと思いながら、そんな意外な一面を知ることができて、とても楽しかったです。
あと、ムッキーのビジュアルが気になりますね。ぜひ商品化して頂きたいですね(笑)
今回、楢崎や寺島たちは遊園地で被り物(耳・帽子)をしていましたが、遊園地で遊ぶ際はどのように楽しむタイプですか? また、遊園地での思い出・エピソードなどがありましたら、お教えください。
佐藤:
遊園地かー。遠い昔だなー(笑)
全然業界の人とかじゃないんですけど、田舎の友達がテーマパークで結婚式を挙げることがあって、式と披露宴の間ってどうしても時間が空くんですよね。で、その空いた時間に近くのテーマパークに行ってさんざん食べ歩いて、披露宴でお腹いっぱいで何も食べられないっていうのがパターンだなって(笑)
着替えるのも面倒なんで引き出物だけ式場に置いて、5~6人で特にアトラクションに乗りもせず、それこそターキー食べたりとか、ホットドッグ食べて。で、お酒飲んでたらいい感じに披露宴ではできあがっちゃってますよね。ってことはままありますよね。
佐藤:
どの結婚式でもあるあるだなーって、僕の中では思ってますね(笑)
江口:
思い出といえば、テーマパークで館の中にジェットコースターみたいなので入っていって、お化けをいっぱい見るアトラクションがあって、小さい頃、あれがすごい好きで、何回も乗った思い出がありますね。絶叫系は苦手なんですけど、連れて行かれるだけのやつは好きなんで。
江口:
そうそう(笑) 何かそれが楽しかったなあって思い出ですかね。あとは、人多いなって(笑)
江口:
人多いのが苦手なんで、多いのは嫌だけど、あれは楽しみにしてたって思い出はありますね。
白井:
僕も遊園地はそんなに…。江口くんと一緒で、人込みがすごく嫌いっていうのもありますし。僕も絶叫系が全然得意じゃなくて、子供の頃から浮遊感というか、そういうのが何か苦手です。
田舎だったので遊園地自体が全然なかったんですけど、子供の頃は親に花屋敷に連れて行ってもらったりとか、どっちかっていうと大っきいテーマパークっていうよりかは、小さめのテーマパークで落ち着いてゆっくり遊ぶみたいな方が好きでしたね。
ただ最近…去年かな? 八景島さんでフリーフォール型の落ちるアトラクションに乗ったんですよ。何かノリで。
白井:
あっ、垂直下降系はいけるのかなってちょっと思いまして。また機会があったら、そういう落下系に乗ってみたいなって思ってますね。
白井:
あぁ! でもバンジーはまた違うんじゃない!?
寺島は寒い冬が苦手ですが、春夏秋冬どの季節が好きですか? 理由も含めてお教えください。
佐藤:
秋ですね。だんだん夏の暑さも落ち着いてきて、陽射しはあったかいけど風は冷たいみたいな感じの気候がすごい好きだし、あとは何よりも食いもんがうまいですね!
秋は、夏のバーベキューもしつつ、そろそろお鍋もいいよねみたいな感じで、何かお得な感じがしていいっスね。
あとは、服の色なんかも夏のビビットな感じから、どんどんダークな感じになっていくのとかも雰囲気があっていいなって思って、そういう賑やかな夏っていうよりもちょっと寂しさのある秋が好きですね。
江口:
うーん。暖かい春かな。寒いのも暑いのも苦手で、特に冬のめちゃくちゃ寒い時期をやっと乗り越えてようやく暖かくなってきたなみたいな感じはやっぱりいいなと思いますね。
白井:
僕はもう断然冬ですね。冬生まれ、冬育ちなので。って、冬育ちって何だよ(笑)
白井:
ずっと冬で生きてきたんで(笑) 落ち着くんですよねー。暑さはどうしようもないんですけど、寒さは服を着れば何とかなりますし、冬の静けさというか、僕、地元が長野県なので小さい頃はよく雪が降ってて、真夜中とかにしんしんと雪が積もる様というか、そういう情緒というか光景がすごく好きでしたね。何か落ち着くというか。
あと、やっぱり年越しとかお正月の雰囲気がすごく好きで、ゆったりまったりできますし。なので冬ですかね。
記念写真を撮るシーンがありましたが、人物・景色・食べ物など写真を撮る上でのポイント・エピソードなどがありましたらお教えください。
佐藤:
屋外でスチールとかで撮影することがたまにあるんですけど、街頭で撮る場合、行き交う人に見られるのがすごく嫌で、「えっ、撮影?」「誰だれ? 芸能人!?」みたいな。もう「早く行って!」ってなりますね(笑)
佐藤:
「仕事してんの。早くどっか行って!」って思うくらい、街頭での撮影が苦手です。お仕事とはいえ、すげー恥ずかしくなっちゃいますね。
江口:
以前、カメラに嵌ろうと思った時期があって。後輩男性声優と二人で思い立って京都に行ったことがあったんですよ。
江口:
二日前に一緒に飲んでて、「いつ休みっすか?」って訊かれて、「明後日かな」「マジっすか。僕もです」「じゃあ、明日の夜から行こうよ。仕事終わって終電で」「いいっすね!」ってなって。男二人だから別にホテルとかも予約を取らないで、終電の切符買って、その日は泊まって、翌朝のオフの日に二人で電気屋さんに行って一眼レフを買って、買ったカメラで京都の町を回りながら写真を撮って、「写真撮るの楽しいね」みたいなことをいってたんですけど。
後輩はめっちゃ凝り性だから、その後もメキメキ上達するんですけど、僕はそこから嵌らず。引っ越しの時にどっかにやって以来、今カメラがどこにあるのか全然分からない。
「あれ、そういえば久々にカメラ撮りたいな」って思っても、見つからないですね。悲しいです(笑)
白井:
僕も写真を撮られることは苦手なんですけど、撮るとしたら景色とか自然を撮ることが多いですかね。わざわざ自分から写真を撮りに行くってことはないんですけど、地方とかに行った時とか、何気ない、きれいな景色があったら撮ったりっていう感じですかね。
昔、何年前だろうな。5~6年くらい前の冬の流星群の時に、それこそ深夜1時、2時くらいに1人でちょっと外に出て1時間~2時間くらい空を眺めながら、ずっと星を見てたんですけど。
白井:
うん。まあ、不審者なんだけど(笑) そういう時とかは、「ああ、いいカメラがあったら、写真撮れてたかな」とかって思ったりするんですけど、やっぱりなかなか買うまでに至れない。そこはやっぱり江口拓也との財力の違いっていうか…
白井:
でも、きれいな景色を撮るためだけに出かけてみるとか、そういうのもいいかなって思いますね。
佐藤:
この作品は収録のたびに、本当に楽しく夏生と会話させて頂いているんですけど。
毎回毎回思うことなんですけど、夏生演じる江口くんがものすごく繊細なお芝居をされるんですよ。キャラはめちゃくちゃぶっきらぼうなんですけど、すごい繊細な演技で、僕の、「さり気なさすぎたかしら?」っていうパスもしっかり受け止めてくれて、かつ決めてくれるので、何て気持ちがいいんだって思いながら、毎度毎度やっていて。
今回は色々な時系列で2人のそれぞれの関係性をさらに掘り下げてまた2人で作り上げることができたので、個人的にも非常に美味しい作品だったなと思っています。
ぜひ聴いて楽しんでください。よろしくお願いします。
江口:
この独特な雰囲気の中、作品から受け取った空気をマイク前にもっていく時に、この現場でしか味わえない空気みたいなものがもう漂ってるなっていうのがあって。
マイク前に立った時に、こう生き物のように生まれ始めるっていう作業が演じていてやっぱり楽しいなって思うので、こうやってまた参加できて嬉しかったですし、皆さんに早く聴いて頂きたいなっていう気持ちでいっぱいですね。
ぜひたくさん聴いてください。
白井:
今回は、今まで描かれていなかったところの、空白の部分が描かれているので、そういうのってやっぱり原作ファンからしたらすごく嬉しいところでしょうし、それがまた音声化されるっていうのが、この作品の人気ぶりを改めて感じさせて頂きました。
その中で僕が演じさせて頂いている元成もこうして物語にまた絡むことができて、皆さんとも一緒に収録させて頂いて、また新たな一面を垣間見ることができたりして。
作品がずっと続いていくってすごくいいことだなって、楽しいなって改めて思いましたね。
なので、またきっと次があるんじゃないかなと、あったらいいなと思っておりますので、その時にまた元成が出てきた際は、僕もまた楽しんで収録に臨みたいと思います。
ぜひ、原作も合わせて楽しんでください。よろしくお願いします。