東京漫画社レコード

面白い話ですよね。サスペンスとかって、これっていったいどういうことなんだろうなっていう謎をばらまいていくのが一つの手法としてはメジャーなものだと思うのですが、しっかりその手法というか、メジャーな骨子を感じられるような始まり方をしていて、読み物としてとても先が気になるお話でした。大変楽しくて、最後までシリアスなものを頑張っていたら途中で集中力が切れました。

（笑）

大変申し訳なかったのですが…（笑）それくらい夢中になった収録でした。

ずっと張り詰めた緊張感のあるストーリーでしたので、収録していてとてもやりがいがあり楽しかったです。そして、その緊張感とは裏腹に古川君がどんどん壊れていくのがさらに楽しさを増長していき…（笑）

いやー嬉しいなーー！先輩にそんなこと言ってもらえて！ありがたいなーー！（大声）

（笑）さらに収録を楽しくしてくれてとても幸せな時間でした。ありがとうございました。

さっきも言ったのですが緊張感ですね。お互い本心を隠し合いながら、相対しているところです。あと、二人共中学生になります。

そうですね。

お聴き逃しなく。

謎がずっとばら撒かれっぱなしなので、皆さんもどういうことなんだろうと予想をしながら聴けるところが全体としての聴きどころなんじゃないかなと思います。裏社会に通ずる部分の描写もしっかり描かれているので、裏社会の会合の場面とかなんていうか「やんごとなさ」みたいな感じもぜひぜひ聴いていただきたいです。色んな興津さんが聴けますからね。

（笑）

最近は眠くなります。いつまでも飲めるときもあるんですけど、最近は眠くなることが増えました。だから急に帰りたがります（笑）もう帰っていいかなってなる。これは問題だなと思ってますね。

じゃあ興津さんの家で飲めばいいんですね。

興津さんの家では、お酒が減らなくて一缶で絶対に寝ちゃうからな。

あー…じゃあ興津さんの家の隣の家で飲みましょう。

あ！それならいいかも！

ちょうどいい、ほどよい緊張感で。

古川君に隣の家を借りて頂いて。

そうですね…じゃあ羽多野さんに借りて頂いて（笑）

（笑）そうですね、羽多野さんでもいいですよ（笑）ぜひぜひ隣に住んでください。

僕はお酒飲めないんですよ。

あ、そうだ。

やっぱりお酒が入ってるからこそ出来るテンションの言動ってあると思うんですけど、僕はお酒が全く入っていない状態でもそれができるんですよ。やった後に、それを覚えている人が「あいつ素面であんなこと言ってたよ」ってなるのがすごく恥ずかしいです。

お酒のせいにできないもんね（笑）

お酒のせいに一つもできない！「古川さんってあんな人だったんだ」ってなってしまうタイミングがたまにあったりするので、本当にね…忘れろよって思います。

（笑）よく言えば誠実に生きているってことですね。

そう言ってもらえて嬉しいです。でも、なによりも僕が一番ダメージを受けるんですけどね。

それはそうだね（笑）

しっかり覚えてますからね。

農家ですかね。食べ物を育て、土と共に生きる。

いいですね。

農家って生きることに直結してるからいいなって思います。狩猟するよりも農家の方が安定してると思うし。

それはそうかもしれない。

草刈りした後に麦茶とか飲んだら多分美味しいだろうな。日の出とともに仕事をして、日が落ちたら仕事を終わる。

最高！

好きなもの作って食べて…ご飯と漬物と、あと麦茶があればいいです。

僕は何でしょうね…よくわかんないです。

（笑）

僕は一人では決して生きていけないと思っていて、今も周りの人たちが僕の色んなものをなんとかしてくれてどうにか立っているところがあるので、人に助けられる仕事とか…（笑）

人に!?（笑）支えられたいってこと？（笑）

自立なんてできないから人に支えられる仕事がいいですね（笑）支えてもらわないとちゃんと立てないので。

棒倒しの“棒”みたいなね。

もうペロンペロンなので。今は、この「古川慎」を周りが知ってくれているから支えようと思ってもらえるだけで、転生したら知名度もなにもないので、支えてもらえる人脈づくりをするところから始めたいです。大変なので転生しなくていいです。

（笑）良いことしか言わない人になろう。

それはそれでストレスたまりますね（笑）

でもそこを支えてくれるから。

あーなるほどなるほど！

「古川さんストレスたまってるんじゃないですか？いいですよ、お酒を飲んでると思って聞きますよ」って言ってくれる人が支えてくれるよ、全部覚えてるけど。

全部覚えてる（笑）

でも「お酒飲んでると思って聞きますよ」って。

うーん、明日から友達じゃない可能性がある。

（笑）

まぁそうですね、まっとうな社会人ではないと思います。やっぱり棒倒しの“棒”になりたい。

倒されるけどね（笑）

志堂晟（しどう・せい）の本名は佐伯って言うんですよね。

不思議だなー。

不思議だなー。何があったんだろうなって思いますよね、本当に面白い作品だと思います。色んなところに、これ多分あとで爆発するんだろうなみたいな感じのことが仕掛けられているので、原作のその先を予想していただくのもいいと思いますし、ドラマCDも「ここはこうしてほしい」というディレクションを都度頂きながら収録させていただいたので、雰囲気が出ている会話シーンや独白シーンになっているといいなと思っています。原作を知っている方は是非聴いていただきたいですし、原作はまだ未読だよという方はこのドラマCDと一緒に原作を買って楽しんでいただけるとありがたいです。

1巻なので物語はまだ始まったばかりだと思うのですが、1巻なのに見せ場だらけで、この後どうなってしまうんだろうというドキドキが読んだ後、聴いた後には生まれていることだと思います。というか、生まれるのは間違いございませんので、是非ご購入いただいて聴いて頂いて、面白いぞというお声を、東京漫画社RECORDSと西本先生と英田先生に是非届けて頂ければと思います。英田先生の描かれた作品では僕はどうも「誘い受け」らしい（笑）

「誘い受け」の声は全部興津さんだって思ったのかも（笑）

そんなことはないでしょ！（笑）「誘い受け」がなんなのかも分からなかったけどこれは「誘い受け」だと思っています。お久し振りです「誘い受け」（笑）よろしくお願い致します。

非常にスピーディーかつダイナミックな収録でございまして、まずは製作スタッフの皆様に感謝を申し上げたいですね。原作を読ませていただいて自分の中の久住の底知れない感じというか、薄っすら口角上がり気味みたいなイメージがあって、自分の想像していた感じからは大きく外れていなかったようで安心して演じさせていただきました。原作を読む前に、台本だけを読んだ状態でイメージしてたのが、だいぶ「へべれけ」な感じだったのですが（笑）原作を読んだらもっとクールだ！と思いました（笑）いい加減な感じかなと思っていたのですが、キリッとした表情をしてるんだなと思い演じさせていただきました。

聴きどころか…（笑）皆さんと一緒に録っていないので難しいのですが…。自分のキャスティングイメージというかキャラクターの“比賀”と“志堂”に“古川君”と“興津君”というのも少し新鮮に感じました。お二人はおそらく何度も掛け合いのお仕事をされていると思うんですけど、今回原作を読ませていただいてとてもサスペンスというか謎がどんどんと明らかになっていくという読み手も一緒にストーリーを追っていく楽しさがある作品だと思い、それを二人だとどんな風に掛け合いで表現してるのかというところが聴きどころなのではないかなと思います。単純なストーリーではないところが読み物としてもとっても楽しみなところですね。比賀本人の記憶みたいなところにも一つミステリーがあったり、志堂というキャラクターも非常にミステリアスに描かれているので、原作を読みながら、CDの場合は聴きながら「そうだったんだ！」って後から色んな事実が分かっていくという部分はワクワクしながら聴いて頂けるんじゃないかなと思います。

僕は全然お酒を飲まないんです…。若いときは先輩のお誘いなどでたくさん飲み会に参加してたのですが、全然酔わないんですよね。どれだけ飲んでもそれによって気分が特段良くなるということもなくて。でも限界値を超えると突然パタッと倒れてしまうというか（笑）一度若いときに限界を試してみたのですが、倒れるまで飲んでも特段酔っぱらうような現象にならないのがなんだかすごくモヤモヤしました。その時に少し体調を崩してしまったので病院に行ったら「あなたアルコールを分解する酵素がないからあまり飲まない方がいいよ」と言われたんですよ。そこからは飲み会にはあまり行かなくなりました。行ってもお酒じゃなくジュースで乾杯させていただいています。周りの先輩方や後輩が酔っぱらって絡まれたりはしましたね。後輩に「羽多野～」って絡まれたり（笑）それでも全然悪い気はしないというかむしろ若い方に仲良くしてもらえて嬉しかったですけどね。若手のときに多かったのは、現場でとんでもなく優しい先輩が、お酒が一口入るともうガラッと変わって、「ここはこういう風に演じなきゃだめだよ」ってお芝居論を熱くも厳しくも語ってくださり、そういう一つ一つで自分たちも鍛えていただきました（笑）逆もあるんですよね。現場ですごく厳しいディレクターさんや先輩方がお酒の席ではとっても優しかったり。よく先輩方が仰っていたのが「羽多野も先輩になったら後輩たちに飲みで教えてあげなきゃダメだよ」なんて言われていたんですけど、全然行かなくなっちゃったので（笑）ごめんねって感じはあります（笑）

色んなところで言っているのですが、この世に「声優」という職業が無かったらということで、なれるなら「ミステリーハンター」ですかね。「ミステリーハンター」というのは、もう終わっているのですが、某テレビ番組で世界の色んな遺跡などのクイズを出す人なんです。遺跡とかもいいんですけど、本当のミステリーに挑戦していくというのがいいなって思います。小学校のときから超常現象など、そういうものにすごく強い憧れというか、追求心がありました。声優になった今も情報収集には余念がないです（笑）でも、好きだと言っていると色々とオファーをいただくもので、そっち界隈でもお仕事をやらせていただけて本当にありがたいです（笑）なので、もし声優という仕事がこの世の中になかったら、そういう世界の謎を追いかけるお仕事ができたら面白いですね。

今回、久住役をやらせていただいております。今回の第一話というか「虚空の月“1”」の中では本当に数ワードというところの登場で、こういった役柄を任せていただけるというのは非常に光栄に思います。この先のストーリーで、どんな風に主人公たちと絡んでいくことになるのかを僕自身もとても楽しみにしておりますので、引き続きぜひ応援していただければと思います。

一瞬で終わってしまったのですが、原田のキャラクター感と言いますか、 任侠の世界で生きている30歳の原田ということで、どういうポジションにあるのかと考えつつやらせていただきました。
結構コワモテの人たちが多いので、ちょっとだけ明るくというか、少し若い感じでもいいのかなと思ったんですけど、ディレクションでクールにと言っていただけたので、 やっぱり任侠の世界とはクールなものなんだなと思ったのでちょっとクール目に演じさせていただきました。

そうですね。比賀が妹のことを抱えて志堂に近づいていく部分で、どんなお芝居をされるのか気になりますね。 妹の謎を追って、真実を探るために近づいた相手に体を許さなければならないという状況が、どういう表現になっているのかというところが聞きどころなのではないかと思います。

めちゃくちゃお酒が弱いのであまり飲んだことはないんですけど。飲んだ時はだいたいすぐ眠くなっちゃいますね。友達とカラオケに行った時に、みんなが中ジョッキなどを頼むので、僕も飲んでみようかって飲んでみたんですけど、いつの間にか寝ていたらしく、起きたらカラオケが延長されていましたね。もう全然歌ってないのに！っていうことがありました。

そうですね。結構料理するのが好きなので料理の仕事をしていたかと思いますね。
得意料理というか、最近はビーフシチューを作ったのですが、ガチで作ってみたら思いのほか楽しかったですね。本格的に作ったのでめちゃくちゃワインを使いました。

そうですね。私、別の作品で西本ろう先生の作品に出させていただいたことがあって、今回出さしていただけてすごく嬉しかったですし、虚空の月は僕もすごく続きが気になるなと思いながら読ませていただいたので、もう皆さんにも臨場感を感じていただきながら、続編を皆様と一緒に楽しみに待ちたいと思います。ありがとうございました。ぜひよろしくお願いします。