東京漫画社レコード

行瑠(ゆくる)が考えていることや気持ちを追っていくという作業になるのですが、今回はそこに本能に働きかけてくる「Dom/Sub」という少し特殊な要素が加わることで物凄くキャラクターとしての感情が振り回されて、元々行瑠(ゆくる)が持っている明るい部分と、ちょっとダークというかS気のある部分と、結構メンタル的に追い詰められてしまうシーンとか色んな面があり、とても演じがいのある役だなと思いました。一人の人間がこんなに色んな感情に振り回されているというところが聴いて頂いた皆様に刺さるといいなと思いながら演じさせて頂きました。

僕はまず、ここで終わるのかって…（笑）ここから知ってくださった人とかも続きがめちゃくちゃ気になるだろうなと思いますし、僕自身もどうなるのだろうとドキドキしております。律路を演じてみて、僕自身「Dom/Sub」の作品は初めてで、ちょっとした特殊なジャンルかもしれないですけど、向き合い方はそんなに他の作品と変わりはなく、この世界の中で生きている律(りつ)路(ろ)という人物を演じるということが全てなので、全編通してたくさん色んな面を見せてくれて、田丸さんが仰ったように僕自身も演じがいがありましたし、僕の中で「ここはこうしてみようかな、ああしてみようかな」とチャレンジもしながら楽しく収録させていただきました。

絞るのが非常に難しいですが、どちらのキャラクターも表情変化といいますか、行瑠(ゆくる)でいうと先程少し話した通り、冒頭の方とかは軽い雰囲気を出しているけど、行為が始まったときのちょっとSっ気のある表情であったり、後半の方は少し悲しい表情があったりして。それは律(りつ)路(ろ)も一緒で、必死に自分の性を隠しているところや、特定の人の前だと崩れたり、そういった表情の変化をたくさん見ることが出来て非常に人間らしいと言いますか、ちゃんと人間が描かれているなというところがすごく魅力的だなと感じました。

先程も言ったように、「Dom/Sub」作品に関わるのが初めてだったので完成品として、プレイ（※Dom/Subの特殊なコミュニケーション）のところや、コマンド（※プレイ中DomがSub対して用いる特殊な命令）とかにも色々音がついたりして、どういう風になるのかなというのは楽しみです。そこももちろんすごく力を入れて臨んだ場面なので、聴きどころになっているのではないかなと思いますし、注目して聴いて欲しいなと思います。あと、この作品で僕が感じた印象は、ちょっとダークな雰囲気があり、律(りつ)路(ろ)と行瑠(ゆくる)もすごく明るいキャラクターというわけではないので、そのあたりの作品の空気感も少し意識しながら演じさせて頂いたので、それがのっていればいいなと思います。

ご褒美か…ご飯とかですかね。場合によりますが、お肉とかを食べて帰ろうとか、ちょっと今日は高いアイスを買って帰ろうとか（笑）そういうのが我慢に繋がらないんですよね。

（笑）

たまにならいいんですけどね、僕の場合はちょっと自分にご褒美を与えすぎな気がしますね（笑）でも結局ご飯がご褒美だと思います。あとは、ちょっと前からセブンイレブンに売っている、セブンイレブンブランドの「チョコシュー」がめちゃくちゃ美味しくて（笑）いわゆる冷蔵のシュークリームとかではなくてお菓子コーナーに置いてあるお菓子なのですが、美味しくて家に二袋あるんですよね…。

二袋（笑）備蓄しているんですね（笑）

そうなんですよ、だからご褒美あげすぎ問題はちょっとあるかもしれないですけれども（笑）本当にあっという間に一袋なくなるんですよ。あれは毎日食べていたら絶対太ると思うのですが、是非一度体と引き換えに食べてみて下さい！

キャストトークCD（※公式通販限定特典）でも言ったのですが、僕は基本的にあまり我慢をしなくて、例えば、お昼ご飯とかはその日の気分で決めているので、言ってしまえば常にご褒美みたいなところはあるのですが（笑）僕も同じくちょっと良いものを食べたりしますね。今日は食べちゃおうかなってご褒美の更にご褒美みたいな（笑）例えば、お昼ご飯に「牛タン」を食べたり、本当に時々ですけど自炊をするときに、スーパーでちょっといいお肉を買ったりしますね。僕もご褒美は食事ですね。

出来る出来ないや現実的かどうかは置いておいて、「深海」とか「宇宙」とかそういう「未知のもの」にまだワクワクしたりするので、「探査」するような職業に就いていたらどうだったのかななど考えたりしますかね。もちろん楽な仕事ではないでしょうけど、そういう神秘的なものを追い求めてみたいなと。その為には知識も必要ですし、到底できないですけど。僕はゴリゴリの文系なので、ああいう職業は絶対理系じゃないですか。

たしかに（笑）

算数から諦めていました。小学４年生くらいから苦手でしたね、もう無理だなって（笑）

興味があるのは僕も「宇宙」で、YouTubeとかでよく動画を見たりするのですが、宇宙空間ってすごく変な星がたくさんあって、物凄い磁力の星とか、それこそブラックホールだったりとか、そこからブラックホールの原理を考えてみたり、相対性理論みたいなところを見ると結構面白いんですよね。ただ、それを職業にする頭を持っていないので（笑）僕は完全な理系で、大学に行って軽く数学に触れたからこそ本当に天才の方しかたどり着けないのだなと、より一層自分には無理だなって悟りました（笑）そもそも僕は英語が苦手で、英語ができないと「NASA」なんて当然いけないし、「JAXA」も怪しいと思うので、まずその時点で難しいと思いますね。宇宙に行く技術を身に着けた人が行ったうえで何かの実験をしたり、さらにプラスアルファの別ジャンルの知識を持っている方だったりするので、それをあまり知識のない方でも分かるように動画にしてくれているものなどを見て、分かった気になるのがちょうどいいんですかね（笑）あと、若干「深海」と似ているのですが、結構「恐竜」とかも好きで幼少期はよく図鑑などを眺めていたりして、大人になってからも「マンモス展」というマンモスの実際の毛に触れたり、骨格標本が展示されているところに行きました。めちゃくちゃ大きくて、昔の原始人が倒したみたいな話をよく聞きますけど、よく倒したなって思いますね。実際の毛もゴワゴワで「たわし」みたいでした。そういう海とはまた違うジャンルの太古の昔あったものとかも面白いなって思いますね。小学生の頃の卒業論文の「なりたいもの」では「発掘したい」みたいな内容を書きましたね。

先程言ったことと少し被るのですが、本当に「キャラクター」という言い方よりは「人物」という言い方のほうが適しているような、人間性をとても感じられる作品だなと思いました。我々が持っているものと同じような葛藤と、それに加えて自分では抗えないような本能との葛藤という、僕らが持っているものよりもう一段階強い葛藤っていうものを作中の人物たちがどう立ち向かって、どう向き合っていくのかというところを楽しんで頂けたらと思います。

この「Dom/Sub」作品は、知っている方はもちろんですけれども、知らない方の入り口としてもいい作品なのではないかなと思いました。内容は少し重かったりもするのですが、非常にDom/Subの関係性だったり、それぞれの登場人物同士の関係性もすごくよく描かれているので、単純にとても楽しめる作品なのではないかと思います。あとは、ご存じない方はタイトルを見て「①」って付いているので（笑）つまり「②」もあるということなので、僕自身も続きをやりたいし気になるので是非是非、元々応援してくださっている方も初めて知ったという方も皆さんで応援して頂けると嬉しいなと思います。