東京漫画社レコード

僕が演じました獄寺さんは鬼上司ということで、普段のスパルタぶりというか厳しい部分と、やっぱり実際の素顔というか可愛い部分のギャップは意識してというか、どれだけ可愛らしく出来たかなという、デレてるところとか顔を真っ赤にしているところとか要所に出てくるんでそういうところは結構意識して演じさせて頂きました。

こういった作品て昼と夜でイニシアチブを取る方向が変わるというのが魅力の一つだと思うんですけど 、庄司の場合は攻めに転じる瞬間が醍醐味のひとつだったりすると思うので、可愛いとかっこいいとあやしいところは意識しながらやりました。

先ほど健人も言ってくれましたけれど、普段との逆転するところですよね。
最初にとんでもない趣味というか、獄寺さんの素顔が暴かれていって、そこから庄司が、それを知った上で獄寺さんと会話してるやりとりなんかすごくゾクゾクというかぞわぞわするというかなんかすごく心をくすぐられるというか、どうなっちゃうんだろ？どうやってバレるんだろ？みたいなちょっとワクワクしながらやらせて頂きました。愛犬のみーちゃんと接してるシーンなんかも、他の人と接する時とちょっと違う感じで、また違う一面があったりしましたし、総じて全部と言ってしまったら全部なんですけど、獄寺の可愛い所が可愛く出来ていたらそこじゃないかなあと思います。

まあ、でも獄寺の可愛さですね。庄司はやっぱり、切り替わりですかね。攻めに転じるところとか。
前のページまではくうーん。みたいな感じだったのにいきなりお前―！ってなるところですかね。

フェチかぁ、そうですね。まあ、本当にいろんなところで話したりしているんですけど、緑色が好きなんで、緑フェチかもしれないですね。街中にある緑色って自分が好きな緑色だったらすごい見ちゃいますし。この色良いなぁ、今度はこの緑でいこうかなってついつい目が行っちゃうと言うか。例えばすれ違った人が着ていた服とかもドストライクだったりするとついつい目で追っちゃいますし、フェチって言うか支配されてるかな。緑に。色んな緑に癒されますね。

何だろうな、仕事・・・？

仕事？

仕事で新しい世界をみないとそのうち死ぬんじゃないかと、止まると死ぬような気がして、

マグロだね。

いや、何ていうかやったこと無いようなことをやってみませんかと言われると一回やりたくなって、そう言うところがありますね。やったことないことを怖がってやらないんじゃなくて、逆の方向に行ってしまいますね。

これ僕ね、別アカウントとか裏アカウントとか持ってる人の心理がよくわかんなくて…。本アカでいいじゃんて思うんですよね。別に素性を隠すことないのかなって。僕はよく言われますよ。「白井さんさぁ、サッカー専用のアカウント作ったらいいんじゃん」って、めちゃくちゃ実況でつぶやいたりするので。ただ、別にお仕事でTwitterやってるわけじゃないですし、趣味というか、情報発信する一つのツールとして使ってるわけですし、僕は好きだから呟いているだけなんでそのまんまでいいのかなって言う。もう一つのアカウントを作るとしたら全く自分じゃない何かのなりすましとかですかね。なりすましで何をしようってなったら出てこないですけどそうですね…。他の声優さんに変なリプを送るという。

うわ…。

あははは（笑）

僕も全然わかんないんだよなあ。なんだったらアカウント消したいって思っているタイプの人間なんで。

え？普通の今やってるTwitter？

基本的にTwitterクソくらえって思いながら見てるんで。

出てる出てる！出てるよ健人の素の部分が！

そうなんだよなあ、増やさなきゃいけないのかぁ、ひたすら可愛い動物の写真を載せるアカウントですかね。

あぁ。

平和なのがいいですね。Twitterの何が嫌って平和じゃないところなんですよね。平和な世界にするために動物の写真だけを犬、猫、蛇、鳥かまわずひたすら貼っていくアカウントがいいですね。

そうですね。何かあったっけ？二人で。

二人で？（笑）

二人でって言うか…昔ね、一緒に自主練とかしたりして、アルバイトも一緒にやって、夜勤明けに皆で飲んだり。

でも全く健全でした。失敗は一つもしてないですね。

僕は、お酒弱いんで飲みすぎるとすぐに気持ち悪くなってしまって、それですかね。事務所のレッスンを受けていた時に合宿があって夏にレッスン生や準所属の人たちとかも含めて静岡で一泊二日の合宿をしたんですけど、そこに事務所の社長やマネージャーとかも一緒に来ていて夜はやっぱりみんなで交流会をしてその時に飲んで、社長の前のテーブルでおわーって。

えー！

吐いちゃったんですよね。まだテーブルで良かったですよね。

確かに。

畳とかだったら大変でしたね。だからお酒は、そもそも味も好きじゃないので飲まなくていいかなって感じでございます。

失敗…難しいな…

いっぱいあるもんな。健人は

酒の失敗は全くないんですけど。

ないんだ。

後々思い返せばあの時、態度デカかったなとか細々とした失敗ならたくさんありますよ。
記憶なくすとかそういうタイプではないので。一番最近「しまったなー」というエピソードは友達がウォッカ人狼を始めた時ですかね。

ウォッカ人狼？！

ウォッカで人狼をするっていう。

どう言う事？ウォッカで人狼をする？

人数分のショットグラスでウォッカを用意して

どれかが本物でみたいな？

その中の一つだけが水何ですよ。

あぁ～！

全員で飲んで、誰が水を飲んだのかを当てるって言う。

一個だけウォッカじゃないんだ。

一個だけ水。

一個だけ水なんだ。キツ～！

そう、それを毎日やるんですよね。

毎日やるの？！

3年位前なんですけどね。その時はさすがにここ5年位で一番酔っぱらいました。

今回、僕が演じさせていただきました獄寺楓というキャラクターですけども、最近結構一見表では凛としているキャラクターってあんまり演じてなかったなって思って。久々にそういうキャラクターを演じられてすごく楽しかったですし、今回相手役である健人とはもう結構付き合いも長いですしこういう絡みアリなのも何度かやらせて頂いている中でやっぱりすごく楽しく収録させて頂いて、この先もうちょっと気になるなって思いましたね。今回庄司と獄寺が仲良く結ばれてというか、一つになったって　いうところで演じていて楽しかったのでもっと演じたいなって気持ちもありますね。なので皆さんにも楽しい雰囲気や原作の可愛さというか、ギャップという部分もドラマCDで表現出来てたらいいなと思いますので、是非確かめる意味でも聞いて頂けたらなと思います。

人は誰しも秘密を抱えている生き物であると思うんですけど、獄寺さんの場合は自分の性癖というかね、暴かれたいSNSに下着をコレクションしていることを発していると言うのもそうですけど、例えば獄寺さんの場合だったら多数派の人は引くかもしれないけど、それを獄寺さんのいいところだと認めてくれる事もあると思って。獄寺さんの場合は庄司でしたけれど、そう言うのって一見ファンタジーですけれども実はそうじゃないんですよね。色んな小さなレベルでも秘密を受け入れることで関係が進展していくとかそう言う事って往々にしてあると思うので、そういった人間の良さみたいなところを感じられて僕はすごい好きなドラマでございました。あとはね、何回でも言いますけど獄寺さんの可愛さを感じて頂ければ庄司役としては嬉しい限りですね。獄寺さん外ではツンケンしているけれど本当は可愛いんだぞって庄司の心の中でもあると思うので。それが僕自身も広くアピールできていればいいと思います。

光の速さで終わって（笑）メインキャラとしてキャスティングして頂いているんですが百田は圭太と獄寺さんに比べるとそこまでひねくれた個性があるわけではない“爽やかな人”という感じだったので逆にその塩梅を最初に探って頂いたぐらいで、ペットシッターもやってくれているただのイイ人という…。ずっといい人という感じで嫌味もなく、そういう感じが出てたらいいのかなと思いながら演じさせて頂きました。本当に裏も表もない人だろうなという感じがしています。

セクシーな下着が出てくるところですかね（笑）。
BL作品で女性モノのランジェリーがフューチャーされることってあまりないと思うので。それをメインキャラクターが身に着けていることはジャンルとしてはギャップ萌えの一つだとは思うのですけれど、描き方としては新しいのかな。
僕は普通に男なので女性モノの下着には夢と希望を沢山抱いていますね（笑）。
やっぱり獄寺さんってギャップの人だと思うので圭太と二人でいる時のギャップと普段のクールな鬼上司という部分のギャップが全編通して描かれているので、白井さんの声でどう魅力的になっているのかって言うのは聞いて頂きたいですね。

僕は、どっちかって言うとチラリズムですね。それは別にセクシーな意味でなくても見えていない部分がちらっと見えるって言うのはドキッとしますね。例えばミニスカートよりはロングスカートの方が女性の服装としては好きですね。というのも隠れているからこそ見えないものに対する色々な想像が膨らみますね。くるぶしやふくらはぎだけでも見てはいけないものを見てしまったのかなという気持ちになれるというか、髪の毛長い人のうなじとか見えないものが見えるなど、それが見れるというのは多分特別な関係の人だけだったりすると思うので、逆にその露骨なエロよりはそういう隠されている方がドキッとしますね。うなじとか手首とか足首とかって別に見えても特段困るものじゃないのにそういうのも特別な気持ちになれるという。まあ省エネ、燃費のいい性癖ですね（笑）。
男性女性どちらも夏場とかで布地が少ない人の方が目がいかないですね。逆に「おおっ」て引いちゃいますね。布地が少ない人を見ると「どうしてその恰好しようと思ったの？」って思ってしまいますね（笑）。
―次からライブなどに来られる方は皆様着こんできますね。
あははは（笑）違うんですよ。その、TPOをね（笑）。ライブでガチガチに着込んで来られて倒れられたら困っちゃいますね（笑）。

僕いわゆる「裏アカウント」というものは持っていなくて、今世に出ているモノがSNSのアカウント全てなんですけど、もし持つとするなら、「猫」ですよね。僕は猫を飼っているので猫の為のアカウントにします。猫だけをひたすら載せてうちの子かわいいでしょうアカウントにして、まさに獄寺さんの犬アカウントのような、自分より猫を。何の気なく見て頂けるものだと思うんで。SNSとかで流れてきたらつい見ちゃいますよね。

高校生の時にガソリンスタンドで働いていたことがあって、それも、高校生ができるバイトにしては時給が良かったと言う事もありまして。僕出身が神奈川県なんですけど、神奈川の中でもトップクラスに忙しいと言われるお店で、特に年末とかめちゃめちゃ洗車するんですよ。今年の汚れを今年の内に落としておこうという方が多くて。店からはみ出て並ぶくらいの列ができるんですよ。そうまでして洗車したいかと思いながら…（笑）。今セルフサービスのお店が増えてますけど、僕が働いていたお店はフルサービスのお店だったので手洗いとかもあり、お客様が運転席にいながら全部終わるというお店だったので、ガソリンを入れる仕事もしなきゃいけないし、洗車も行かなきゃいけないし、点検や整備とかもやって目の回るような29日、30日、31日でしたね。大晦日も、高校生だったので22時まで働いて、次の日、元旦の8時から働いてましたね。僕は専門学校にも行っていたので基本的には入れるときにバイトに入っていたんで15，6歳が持つにしてはそこそこのお給料を稼いでいたので母親に「あんた、扶養外れるから程々にしなさい」って言われましたね（笑）。学費とか自分で払っていたので。十代の体力ってすごいなって思います。今では絶対無理ですね。
―その経験も今の仕事にいかされているんですね。
いや、全然いきないですね（笑）。でも声を出さなきゃいけなかったんでそれは結構バイトを始めた内から「声優目指してるだけあるな」と言われてましたね。その頃から大きい声は出てましたね。

（コミックスの帯を見ながら）BL部門1位獲得！最旬新星のあらた先生の作品に音声で関わらせて頂けて、いろんな作品がありますけどこんなにパンティーが出てくる作品は中々ないと思うんですけれど（笑）実は描かれているのはギャップのある男性とちょっとだけ思慮の浅い、天然というか空気が読めない男の子がどういう紆余曲折を経てカップルになるかという、描かれていることは実は王道のBLだったりするので多くの方に楽しんで頂ける作品になっていると思います。それに声がつくことによってさらにより楽しんで頂けるものになっていれば嬉しいなと思っておりますので是非原作と合わせて楽しんで頂ければと思います。