収録を終えてのご感想をお教えください。(演じられたキャラクターへの印象など)
木島:
僕から言えることは、全部小林くんが引っ張ってくれました。隅から隅まで本当にありがとうございました!
小林:
いやいやいや、全くそんなことはないですよ(笑)特に前半は木島さんのセリフ量が多かったので、僕は後ろから「頑張れ〜」って見守っていました。本当に役柄とも重なるんですけど、お互いに背中を預け合えるような収録だったなと思います。
木島:
本当に、小学生の役のはずなのにすごく頼っちゃっいました(笑)
小林:
ドラマCDがすごく好きな声優さんがいるんですけど、その方に思わず「小学生が攻めという作品はポピュラーなんですか?」って聞いてしまいました(笑)
木島:
そうそう(笑)。でも、台本を読み進めていく中で、「これはどうなっちゃうんだろう?」と思っていたら、「ああ、そういうことか」って。ある意味すごく筋を通しているというか、小学生側の男らしさを最後までしっかり見せてくれましたよね。
木島:
玲央くん側も「いけないことだ」と思いとどまろうとしていて。でもその“いけないこと”だという感覚が互いの愛をより強くした部分もあるのかなって…わからないですけども。
小林:
お互いにバース性に対して暗い思いを抱えていた中で、唯一無二の存在に出会えたことで惹かれあっていく――そこが、この作品ならではの魅力ですよね。現実とはまた違う世界観でありながら、どこか現実にも通じるものがあるというか。自分の内側に抱えている思いって、なかなか周囲には理解されなかったりするじゃないですか。戸破(ヒバリ)もそうですけど、琉星を見るとみんなメロメロになったり、逆に怖がったりもする中で、本質をちゃんと見てくれる人がいる。そういうことって現実でもありますし、その逆もまた然りだなって。
木島:
そうですね、どうしても隠しきれないものというか、それこそ“匂い立つ”ようなものって、現実世界にもあるのかもしれないですね。
小林:
その中でもさらに本質を見てくれる存在って本当に貴重だなと思いますね。
作中で玲央とヒバリくんはゲームセンターへ行っていますが、ゲームセンターへ行ったら必ずやるものや得意なゲームなどありましたら教えてください。
木島:
俺、『太鼓の達人』を本気でやっている少年たちがすごく好きです!
木島:
自分のバチというかドラムスティックを使って本気で叩いている人たちがいるじゃないですか。
小林:
確かに高速で叩くにはドラムのスティックの方が手に馴染むのかもしれないですね。
木島:
たぶんスナップというか、手首にちょうどいいんでしょうね。しかもだいたい一人じゃなくて二人とかでやっていたりするから、あまりにも華麗すぎて「すごいパフォーマンスを見せていただいているな」って感動しますよね。
小林:
ああ、確かにいますよね。“本当の太鼓の達人”たちが(笑)
木島:
リアル達人たちね(笑)素敵だなと思いますよ。
小林:
僕は、学生の頃はいわゆる筐体の格ゲー(格闘ゲーム)をやっていたんですけど、今は違うのかもしれないですが、当時の地元のゲームセンターってリアル格ゲーの人たちが結構いて…(笑)ゲームに負けたらリアル格ゲー始まるんじゃないか、みたいな。
小林:
普通は1プレイ100円なんですけど、繁華街に行くと1プレイ50円の店舗とかもあって。休日に行くと一日中遊べる感じなんですよね。でも中学生の頃とかは、もっと年上のお兄さんたちがゲームしていたりして、行ってもなかなかプレイできなかったりしました。
木島:
でもゲーセンって年齢層が幅広いから、いろんなコミュニケーションが生まれる場所でもありますよね。そういう意味では面白いなって思います。
小林:
高校生の頃は、ゲーセンでしか会わない友達とかいましたもん。
小林:
そういうコミュニティの場として、ゲームセンターって今も昔もあるんじゃないかなと思いますね。昔はちょっと“ヤンチャな人たちの溜まり場”みたいなイメージもありましたけど。
木島:
僕は地元が北海道で田舎なのですが、やっぱり田舎のゲーセンは少し怖い方たちがたくさんいましたね(笑)
木島:
それこそ“猿山の大将”じゃないですけど、みんな自分が一番強いと思っているので(笑)
『戸破』と書いて『ヒバリ』と読みますが、ご自身が漢字の読み方などで困ったことや難しかったエピソードなどありましたら教えてください。
木島:
漢字じゃなくて恐縮なのですが、今作の台本の「Ω(オメガ)」「α(アルファ)」「β(ベータ)」が、もう目が泳いじゃって(笑)
小林:
たしかに。単体なら読めるんですけど、一般的な言葉の中に挟まると急に難しくなるんですよね。
木島:
そうなの!「こんなに読めないんだ!?」って自分でもビックリしました。「Ω(オメガ)」を一回認識して、ちょっと台本から目を離すと、もうどこに何があるのかわからなくなる。
木島:
台本上だと「Ω」の穴の方向が横に向いているので「これなんの形だっけ?」ってなっちゃうんですよ。
小林:
「違う“Ω(オメガ)”だ!」って(笑)一瞬ね。
小林:
もちろん初見では読めなかったんですけど、、「これで“たかなし”って読むんだ」って知って。しかも後から、「なんで“小鳥遊”で“たかなし”って読むのか」を説明してもらったんですよ。
小林:
『鷹がいないところで遊ぶと小鳥たちが鷹に襲われずに安心して遊べる』――つまり“小鳥が遊べる=たかなし(鷹無し)”って読むんだよというエピソードを聞きまして。
小林:
本当か!?って思うくらい美しい由来で(笑)それ以来すごく印象に残っていますね。
木島:
美しい日本語って、まだまだ沢山あるんでしょうね。素敵だなあ。
『匂い』に敏感なキャラクターたちですが、ご自身の好きな匂いや、つい嗅いでしまう匂い、こだわりの匂いなどありましたら教えてください。
木島:
そうそう(笑)なんとなくその家族の雰囲気まで想像しちゃうんですよ。たまたま通った住宅街から漂ってくる香りってあるじゃないですか。飲食店とはまた違う、「今夜はシチューなんだな〜」みたいな、人の家の匂い。
小林:
ありますね(笑)。あれ、今日の晩ごはんに何を食べるか影響されちゃいますよね(笑)実家を思い出したりね。
木島:
そうそう。なんかほっこりするし、「平和だな〜」って感じますよね。
小林:
僕は、居酒屋でおしぼりを渡されたときの匂いですね。たまに、すごくいい香りのおしぼりあるじゃないですか。ラベンダーとかヒノキとか。
小林:
上京したての頃に、「都会にはこんなにいい香りのおしぼりがあるんだ!」って感動して。それ以来、なんとなくどこのお店でもおしぼりの匂いを嗅ぐようになっちゃいました(笑)
木島:
いやいやいやいや…(爆笑)期待してるんだね、その時の香りを!
小林:
そう!「もしかしたらあの匂いが来るかも!」って。たまーにあるんですよ。
1日出かけるなら、クールなイケメン小学生ヒバリor強気ヤンキー玲央どちらが良いですか。また、どこへ行きますか。
木島:
う〜ん……まあ、そもそも“小学生と出歩いちゃダメ”という大前提はありつつ(笑)
木島:
でも、自分も小学生という設定なら大丈夫だとして。クールなイケメン小学生って、普段どんな遊びをするんだろうな……。ただ、ヤンキーと一緒にいると、ヤンキーに絡まれる率って上がるんですよね、たぶん。
木島:
だから玲央と出かけると、“戦いを求める人たち”に遭遇する可能性があるというか(笑)。そういう心配はちょっとあるかもしれないです。
小林:
近くでヤンチャな方同士の喧嘩を見られるチャンスかもしれませんよ(笑)
木島:
(笑)怖いですけどね…。でも、演者としては何かしらの糧になるのかもしれない。
小林:
玲央、強いですからね。なので僕は陰ながら「頑張れ〜、玲央頑張れ〜」って応援してます。
木島:
(笑)参戦はしないんですね、怪我はしたくないですからね(笑)
小林:
どこに行きたいかで言うと……“クールなイケメン”という部分はあまり関係ないんですけど、僕はキッザニアに行きたいです。
小林:
キッザニアって基本的に子どもがいないと行けないじゃないですか。
木島:
あーそうか。なんか大人だけで1日貸切とかできないんですかね。
小林:
でも、あるらしいですよ。“大人だけの日”のキッザニア。
小林:
ただ、人気がすごすぎて倍率が何十倍とかなんですよ。みんな、子どもに戻りたいんですよ(笑)
小林:
だから琉星だったら、キッザニアに行っても問題を起こさず、ちゃんと楽しんでくれそうだなって。あと単純に、自分がいろんな職業体験をしてみたいですね。
木島:
なんか“ラウンドワンにいる玲央”、めちゃくちゃ想像できますよね(笑)
木島:
(爆笑)なにかしらの争いが起こりそう(笑)常に絡まれていますからね、人気者ですから。
小林:
そうですね、逆に言えば人を惹きつけるタイプなんですよね。
木島:
玲央は人を呼び寄せるパワーがある人ですよね。
木島:
改めまして、真咲玲央役の木島隆一です。ここまでご覧いただきありがとうございます。小林くんと二人でとても楽しい時間をこのドラマCDの中にとじ込めることができたと思っています。ぜひ何度でも聞いていただきたら嬉しいです。原作をまだご存じない方にも、この作品をきっかけに『ヒバリくんのΩ』に触れていただけたらなと思います。よろしくお願いいたします。
小林:
改めまして、ここまでご覧いただきありがとうございます。僕は正直、収録が始まるまではかなり不安がありました。琉星役でオファーをいただいたのですが、自分の中で“小学生を演じる”という経験がほとんどなかったので、「本当に自分で大丈夫なんだろうか」と思っていて。そこで、一度こちらから「事前に音源を聴いていただけませんか」とご相談させていただいたんです。
小林:
「もしこの音源を聴いて、先生方が“これなら大丈夫”と言ってくださるなら、お引き受けしたいです」とお伝えして。たくさんのファンの方に愛されている作品だからこそ、無理に自分が“小学生らしさ”を演じるよりも、先生方にも納得していただける形で臨みたいと思ったんです。実際に事前に音源を確認していただいて、OKをいただいた上での収録だったんですけど、それでもやっぱり不安は残っていて。でも、収録の序盤で木島さんのお芝居を後ろから見ていた時に、ふっと肩の力が抜けたというか、不思議と気持ちがほぐれたんです。おかげであまり肩肘張らずにフラットな状態で演じることができました。本当にありがたかったですし、結果的に最後まで駆け抜けられて、すごく楽しい収録になりました。なのでぜひ、僕たち自身が楽しみながら収録したこのドラマCDを、皆さんにも楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。そして、「楽しかった!」という気持ちを一緒に共有していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。